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 浮沈子 (実験) 

「ふちんし」と読みます。これはずいぶん有名です。小学生もつくって楽しめるけれど,浮力を考えるいい教材なので,高校生も作ってみよう。

【材料】
六角ナット(M6というサイズ),弁当のしょうゆ入れ(金魚型でなくてもよいが,口の大きさがナットと合わなければならない),コップ,炭酸用のペットボトル


まずしょうゆ入れにナットを取り付けます。ぐいぐい回せばOK。赤いふたは使いません。


コップに水を入れ,浮かべてみましょう。左写真のような状態ではダメです。
しょうゆ入れの空気を出して,少し水を吸わせます。右写真のようにしっぽがほんの少し水面からでるくらいがベストですから,調整しましょう。
 

できたら金魚内の水量が変化しないように,ペットボトルの口から入れます。写真のようにしっぽを真下に押す感じで。
 

500ccの炭酸用ペットボトルに入れたところ。もちろんペットボトルはふたをして下さい。
 

完成したら,ちゃんと動くかどうか確かめて下さい。



●レポート
このしょうゆ入れが,なぜ浮いたり沈んだりするのか考えて,レポートして下さい。



授業ではしょうゆ入れの代わりに,目盛り付きの試験管を見せる予定です。
試験管をよく観察すると,なぜ浮き沈みするか分かります。




参考
 左巻健男・滝川洋二編著「たのしくわかる物理実験事典」P126森井清博著 (東京書籍)

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