高校物理アシストサイト 「アシスト君」
電卓 (実験器具紹介)
実験器具というわけではありませんが,高校の物理実験では電卓は必須です。
●100円ショップの電卓
必ずルートのついているものを買いましょう。M+とかM−というボタンも使えば便利です。
(1)M+やM−の使い方
(5+7)×3+(9−1)÷2−4×3 という計算をしてみます。
5 + 7 × 3 = と押すと,ここまでで「36」と表示されます。つづいて, M+ を押します。どこかに「M」と表示される場合が多いです。 9 − 1 ÷ 2 = 通すと,「4」と表示されます。つづいて, M+ を押します。画面は変化がなさそうですが,メモリーには40が格納されています。 4 × 3 = とします。「12」と表示されます。 M− を押します。画面は「12」ですが,メモリーから12を引いています。
メモリーには8が格納されています。MR(またはMRC) を押すと,メモリー内の数値が呼び出され(メモリーリコール),「8」と表示されます。 AC(またはもう一度MRC) を押すと,メモリー内の値が消去されます。
これで少々ややこしい計算も,簡単になりますね。
また何度も計算する値は,それだけをメモリーに入れておくと,いちいち入力しなくてもいいです。
3.14 M+ これだけの作業でメモリに円周率が格納されます。 2 × MR = 「6.28」と表示される。 5 × MR = 「15.7」と表示される。 AC(またはもう一度MRC) 最後にはメモリー内の値を消去しておきましょう。
(2)2乗や3乗の方法
2.7853÷3 を電卓で簡単に計算してみます。
2.785 × × 「×」を2回押すのがポイントです。画面に「K」という文字がでる機種もあります。 = 1回だけ「=」を押すと,2乗です。 = もう1回「=」を押すと,3乗です。 ÷ 3 = これで答がでます。「7.200362」と表示される。
●関数電卓
こんなすごい電卓が,何と2000円程度で売られています。スーパーなどの文房具コーナーで探してみて下さい。
π×(5.4×10-2)2 などという計算もご覧のように簡単にできます。(太いEは10の何乗という意味)
しかも計算式が表示され,式の一部を修正して,再計算ということもできます。
sinθ=0.251 を満たすθの値なんかも簡単です。 θ=sin-1(0.251) ということです。
3乗根もできるし,logもあるし,すごいです。実験データ処理のおすすめです。