青少年のための科学の祭典 京都大会
2001年11月3・4日  於:京都市青少年科学センター

音を見よう

1.まず色々な音を聞こう
 大きい音・小さい音,高い音・低い音,音色のちがう音,色々な音が身のまわりにありますね。同じ音の大きさで同じ高さの音でも,リコーダーとバイオリンではちがうとわかります。どうなっているのでしょうか。


2.音を見よう(その1)
 アンプからスピーカーにつながる線には,糸電話のように音そのものが伝わっているわけではありません。そこには電流が流れています。この電流を豆電球に流してみます。明るさはどうなるでしょうか。音を聞きながら見てください。(音を大きくすると,豆電球が切れることがあります)

3.音を見よう(その2)
 マイクをオシロスコープという機械につなげて,音がどのような波になっているか,調べてみよう。大きい音・小さい音,高い音・低い音,音色のちがう音,これらのちがいがオシロスコープにうつしだされます。

4.もっとくわしく知るために
出典:「原色図解理科実験大事典 物理」(全教図,1985)pp.62





●音は音波ともいい,波としての性質を持ちます。

 大きい音・・・・振幅が大きい
 小さい音・・・・振幅が小さい
 高い音・・・・・・振動数(1秒間に振動する回数)が多い。つまり波長が短い。
 低い音・・・・・・振動数が少ない。つまり波長が長い。
 音色のちがう音・・・・波の形が違う

●音を見よう(その1)の説明
 スピーカーに電流を流すとき,電流の強弱を伝えたい音の波の形を同じようにする。すると,スピーカーから音が聞こえる。
 スピーカーの代わりに豆電球をつなげると,音が強いとき電流が大きいので豆電球は明るくなる。音が小さいときは暗くなる。

●音を見よう(その2)の説明
 マイクは音の強弱を電流の強弱に変えてくれる。オシロスコープにつなげると,電球の強弱をグラフで表してくれる。これで音がどのような波になっているか,調べることができる。「あーいーうー」と言ったときも,人によって波の形は変わります。同じ「ドレミ」でも,楽器によって波の形は変わります。

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