実験 ポットをシェイク

遠足などで持っていくポット(魔法瓶)に水を入れて,激しく振ります。すると,水の温度が上昇します。
これは仕事が熱エネルギーに変わる事を示す実験ですが,同時に,努力の割に温度が上がらないことも体感できます。

実験日の状況・・・・2001年11月8日3限目 くもり (やや肌寒い気候)

温度計・・・・デジタル温度計(天ぷら用)
水・・・・約70g
開始前の水温・・・・16.7℃
仕事をする方法・・・・1人30秒程度の間,水を入れたポットを力いっぱい振る。そして次の人にまわしていく。こうして約5分間振り続ける。
開始後の水温・・・・18.2℃

今回は授業終了10分前に始めたため,振る時間が短かったのですが,10分以上振ると上昇温度が大きくなります。
もちろん水の量を多くすると温度上昇は小さくなります。
できれば時間を逆算して,全生徒が参加できる方がいいですね。体感できる実験ですから。


参考
 愛知・岐阜物理サークル編著「いきいき物理わくわく実験」P59 (新生出版)

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