実験 電球の明るさ比較
●目 的
40W用と60W用の2種類の電球を、並列接続した場合と直列接続した場合で、明るさがどう違うか比較する。またその理由を考え、電力についての理解を深める。
●準 備
40W用電球、60W用電球、100Vコンセント、リード線、電球台
●公 式
(1)オームの法則
電圧[V]=電流[A]×電気抵抗[?]
(2)電力・・・・1秒当たりにする仕事(仕事率という)のこと
電力[W]=電圧[V]×電流[A]
(3)電力量・・・・電気エネルギーの量のこと
電力量[J]=電力[W]×時間[秒]
ただし、 1Wh(ワット時)=1Wで1時間=3600[J]
1kWh(キロワット時)=1000Wで1時間=1000Wh=3600000[J]
●電球の抵抗
40W用電球
40W=100V×<ア> A ということなので
抵抗=<イ> ÷ =<ウ> ?
60W用電球
60W=100V×<エ> A ということなので
抵抗=<オ> ÷ ≒<カ> ?
注意:電球の場合、実際は電圧が大きいほど抵抗も大きくなる。ここではおおよそのことを考えることにする。
●並列実験
どちらの電球にも100Vかかるので、
40W用電球の消費電力=<キ> W
60W用電球の消費電力=<ク> W
従って、明るいのは<ケ> W用電球
●直列実験
2つの電球による合成抵抗=<コ> + =<サ> ?
従って、全体を流れる電流=<シ> ÷ ≒<ス> A
40W用電球の電圧=<セ> × ≒<ソ> V
60W用電球の電圧=<タ> × ≒<チ> V
40W用電球の消費電力=<ツ> × ≒<テ> W
60W用電球の消費電力=<ト> × ≒<ナ> W
従って、明るいのは<ニ> W用電球
※このとき発生する熱を<ヌ> という。
答
<ア>0.4
<イ>100÷0.4
<ウ>250
<エ>0.6
<オ>100÷0.6
<カ>167
<キ>40
<ク>60
<ケ>60
<コ>250+167
<サ>417
<シ>100÷417
<ス>0.24
<セ>0.24×250
<ソ>60
<タ>0.24×167
<チ>40
<ツ>60×0.24
<テ>14.4
<ト>40×0.24
<ナ>9.6
<ニ>40
<ヌ>ジュール熱
参考文献 物理の世界[TA](東京書籍)