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 量子力学 (調べてみよう) 

量子力学は「りょうしりきがく」と読みます。現代物理の2つの武器といわれるうちの1つ。ちなみにもう1つは相対性理論相対論ともいう)。
相対論がほとんどアインシュタイン一人で作り上げられたのに対し,量子力学の方は多くの科学者が共同で少しずつ建設されました。

19世紀末になると,物理学はほとんどの問題を解明したのでもうなすべきことはあまり残っていない,という雰囲気があった。しかしいくつかの解決できない問題があった。当時はもうすぐ解決されるだろうといわれていた。
たとえば水星の公転軌道の謎,ある種の光を当てると電子が飛び出す現象(光電効果 参考1 参考2),などである。
ちなみに水星の公転軌道の謎は,相対性理論が登場するまで解決できなかった。

日常生活において原子核やその周りの電子の波としての振る舞いが問題になることはほとんどない。従って,ニュートン力学(古典力学)だけで充分であった。しかし観測技術の進歩や新しい現象の発見に伴い,それまでの物理学では説明できないことがあると分かってきた。
原子や原子核,電子の振る舞いについては,ニュートン力学はまったく当てはまらない。成り立たない。そのことに気づいた物理学者たちは,非常に小さな世界である原子以下の空間で成り立つ理論を探し,作り始めた。それが量子力学である。


●次のことがらを調べてみよう。

(1)不確定性原理
(2)電子の波
(3)シュレディンガーの猫
(4)「神はサイコロ遊びを好まない」という言葉
(5)多世界解釈

●次の人物について調べてみよう。

(5)ボーア
(6)シュレディンガー
(7)パウリ
(8)湯川秀樹
(9)ハイゼンベルク
(10)ディラック
(11)朝永振一郎

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