高校物理アシストサイト 「アシスト君」


 モーターの製作 (実験・実習・製作) 

クイック・タイム・プレーヤーについて


途中で逆回転するようにも見えますが,これは1つのファイルを何度も連続で再生しているので,つなぎ目がたまたま逆回転に見えるのです。あしからず。なおこのページの下の方にも動画へのリンクが用意してあります。

電磁力を利用したもので最も多いものに,回転するモーターがあります。
扇風機や換気扇,ビデオデッキにもCDプレーヤーにもおもちゃにも洗濯機にも,携帯電話のブルブルにも使われています。
「クリップモーター」として有名なモーターを作ってみよう。

[準備]
 エナメル線50cm  クリップ2個  電池(単1) ビニールテープ
 フェライト磁石1個  紙やすり 

[方法]
(1)エナメル線を巻き、図のようにコイルを作る。エナメルをはがすとき、サンドペーパーで机を傷つけないように。


(2)クリップを変形させる。上の写真を参考に。

(3)電池の両端に、ビニールテープでとめる。2つの穴にコイルを通して、少し押すと、回転をはじめる。うまくいかないときは、コイルのバランスを調整する。


下の写真ではクリップを直接電池にくっつけている。なおビニールテープは電池の回転を防ぐためにおいてある。


 ※注意
一度ですぐにうまく回転することはめったにない。モーターの形やバランスを調整したり,電池の接触をなおしたり・・・いろいろ試行錯誤が必要です。物作りというのはそのように,トライ・アンド・エラー方式が重要であったりする。


●考察のポイント
<a>接続はそのままで、コイルの逆回転はできるか。
<b>電流の向きを逆にすると、回転はどうなるか。
<c>磁石の面を裏返しにすると、回転はどうなるか。


下は生徒の作ったモーター。よく回ります。下の動画も見てください。

  アップル・クイックタイム形式   ウィンドウズ・メディアプレーヤー形式

(じかに見るとよく回転しているのが分かるのですが、ビデオ撮影した場合、モーターの回転数とビデオの1秒あたりのコマ数が接近すると、回転が止まってみえたり、ゆっくり見えたりします。そのあたりを考慮して動画を見て下さい。)







参考文献:いきいき物理わくわく実験(新生出版)

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