高校物理アシストサイト 「アシスト君」


 磁気カードの裏 (実験・実習) 

いわゆる磁気カードは,いまや生活にたくさんあふれています。高校生でも何枚も持っているのではないですか?
これらのカードに,磁性体の粉末をふりかけると磁気模様が現れます。磁性体の粉末として,コピー機やレーザープリンタなどで使われているトナーを利用しました。
利用の際はもうトナーがなくなって交換するときに,古い方はけっこう残っていますから,それを使います。

もし家でやってみようと言う人は,申し出て下さい。この粉末をわけてあげます。


●まず初めは,有料高速道路で料金を払うとき便利なプリペイドカードの,ハイウェイカード(通称ハイカ)。

上写真の右下部分を拡大したのが,下写真。
磁気模様が斜めになっているのは珍しい。



●次は,ふみカード。はがきや切手の自動販売機で使える。これは磁気データを見やすい。

下は拡大写真です。



●近鉄電車の切符の裏。夜遅い時間帯では自動改札機が止まっていて,駅の窓口も閉まっており,教材用に持ち帰りました。
少々汚くなってしまいましたが,磁気データーがあるのは分かります。



●磁気データの代表格はテレフォンカード。でもさすがはNTTですね。磁性体の粉末をふりかけただけでは磁気データは現れませんでした。きっと偽造防止の技術でしょう。
最近は携帯電話の普及に伴い,テレフォンカードもあまり見かけなくなりました。



●以上,磁気データが観察できたもののうち,その模様で共通することは何か分かりますか?
線があったりなかったり,また太かったり細かったりしていますね。つまりデジタル(0か1の2進法)で情報が記録してあるのです。そういう意味ではバーコードと同じです。

元に戻る