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 水熱量計 (実験器具紹介) 

高校物理に教科書に必ずと言っていいほど登場しますが,実物はこれです。

おもりのように見えるとは,試料となる比熱測定用金属(アルミニウムや銅など)。手前右がその本体。
中央の穴に温度計を差し込む。横のつまみで水をかき回す。


ふたを取ってみるとかき混ぜ棒を見ることができる。
容器は銅製でした。


さらに銅製の容器を取り除くと,発泡スチロールでできた断熱材が入っています。
これで,なるべく熱が外部に逃げないようにしているわけです。


熱した金属を入れる替わりに,電熱線を水につけることもできます。
流した電流と両端の電圧と所要時間を測定して,水に加熱した熱エネルギーを求めます。そして容器内部の水の温度上昇から,水が得た熱エネルギーを求めます。両者が一致していると,エネルギー保存則が成立しているというわけです。
ジュールの法則を確かめることができます。

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